精選版 日本国語大辞典 「白薄様」の意味・読み・例文・類語
しろ‐うすよう ‥うすヤウ【白薄様】
〘名〙
① 白い薄様の紙。白い薄手の鳥の子紙。しらうすよう。
※高野本平家(13C前)一「五節には、白薄様(シロウスヤウ)、こぜむじの紙、巻上の筆、鞆絵(ともゑ)かいたる筆の軸なんど、さまざま面白(おもしろき)事をのみこそうたひまはるるに」
しら‐うすよう ‥うすヤウ【白薄様】
〘名〙
① =しろうすよう(白薄様)①
※源平盛衰記(14C前)一「其時拍子には、白薄様(シラウスヤウ)厚染紫の紙・巻上の糸・鞆絵書たる筆の軸やとはやす也」
② =しろうすよう(白薄様)②
※右京大夫集(13C前)「霜さゆるしらうすやうのこゑきけばありし雲ゐぞまつおぼえける」
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