監禁(読み)かんきん

精選版 日本国語大辞典 「監禁」の意味・読み・例文・類語

かん‐きん【監禁】

〘名〙 行動自由を束縛して、一定場所から脱出できないようにすること。おしこめ。〔仏和法律字彙(1886)〕
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記「霞ケ関の芸州屋敷に監禁(カンキン)されて居るソコで」 〔清会典事例‐刑部名例律

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「監禁」の意味・読み・例文・類語

かん‐きん【監禁】

[名](スル)人を一定の場所に閉じ込めて、行動の自由を奪うこと。「隠れ家監禁する」
[類語]軟禁幽閉缶詰禁足足止め釘付け幽囚拘禁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「監禁」の読み・字形・画数・意味

【監禁】かんきん

とじこめて自由にさせない。〔清会典事例、刑部〕そ監禁人犯、止(た)だ細を用ふるのみにして、長枷を用ひず。

字通「監」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「監禁」の解説

監禁

米国の作家ジェフリー・ディーヴァーの長編サスペンス(2000)。原題《Speaking In Tongues》。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の監禁の言及

【逮捕監禁罪】より

…不法に人を逮捕または監禁する罪で,3ヵ月以上5年以下の懲役に処せられる(刑法220条)。また,逮捕・監禁により人を傷つけまたは死なせたとき(221条)は,傷害の罪に比較して重いものに従って処断される。…

※「監禁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android