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碾磑 【てんがい】

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世界大百科事典 第2版の解説

てんがい【碾磑 niǎn wèi】 

中国古代水力利用の臼。脱穀用のつき臼と製粉用のすり臼の総称で,動力には水車が使われた。すでに漢代の文献に水を利用した碓,磨の類が現れるが,唐・宋時代に碾磑の成語が広く使用され,元・明以降には古語となった。その語義を説くものとして〈養老令〉の平安初期の注〈令釈〉は〈水碓(みずからうす)也。米を作るを碾といい,石を以て碓を為り木を以て杵(きね)を為る。麵(こむぎこ)を作るを磑といい,臼杵並びに石を以て作る也〉(〈職員令〉主税寮条集解引)とし,《唐律疏議》の元代の〈釈文〉は〈碾は磨上の転石也,磑は磨下の定石也〉(〈名例律〉以贓入罪条)とするが,いずれも稀用の2字をなんとか注釈しようとしたもので,実際は碾,磑,碓,磨はしばしば互用連用された。


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

碾磑
てんがい
nian-wei; nien-wêi

中国の石臼のこと。碾,磑ともに物と物とをすり合せること。脱穀,製粉に使用される。水力によって動かされるので水碾,水磑ともいわれる。古く漢代からあったが,荘園発達した唐の時代には,農業技術が発達して二年三毛作普及により小麦の生産量が増大し,貴族は碾磑を設置し,磑戸に経営させた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


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世界大百科事典内の碾磑の言及

【臼】より
…ロータリーカーンは西洋で完成された形態で,シルクロードを経て,小麦とともに中国へ伝えられたというのが定説になっているが,漢代の中国には,ロータリーカーンに属する石製の挽き臼,すなわち石磨臼(単に石磨とも。中国では碾磑(てんがい)と呼ぶ)が広く普及していた。非常に整った姿であり,これは後述の茶磨(ちやうす)や,韓国に現存する石磨などとつながる東洋独特のもので,主に上流階級の間でつかわれた。…
【中国料理】より
…北方ではアワ,キビが主食であったことはもとよりであったが,稲も漕運により南方より運ばれ米食が普及した。碾磑(てんがい)という水車を利用した石臼による製粉法もこの時代いっそう発達し,粉食の普及に輪をかけた。胡餅のほか,酪(乳酸飲料),酥(クリーム),醍醐(ヨーグルト),乳腐(チーズ)などがもてはやされた。…
※「碾磑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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