立見(読み)タチミ

デジタル大辞泉 「立見」の意味・読み・例文・類語

たち‐み【立(ち)見】

立ったままで見物すること。
劇場で、一幕ごとの料金を払い、立ったままで見ること。また、その場所幕見一幕見。「立ち見席」
[類語]観劇観戦総見

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立見」の意味・読み・例文・類語

たち‐み【立見】

〘名〙
① 立って見ること。立ったままで見物すること。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九「襖(ふすま)の影から笑ひながら立見をして居たが」
② 劇場で、一幕ごとの料金を払い、立ったままで見物すること。また、その席。幕見。立見席。
評判記色道大鏡(1678)一四「芝居に入ては立(タチ)見にし」

たち‐・みる【立見】

〘他マ上一〙 立って物を見る。
古事記(712)下・歌謡「はにふ坂 わが多知美礼(タチミレ)ば かぎろひの 燃ゆる家むら 妻が家のあたり」

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