端境期(読み)ハザカイキ

デジタル大辞泉 「端境期」の意味・読み・例文・類語

はざかい‐き〔はざかひ‐〕【端境期】

端境時期。また一般に、物事の入れ替わりの時期。「端境期在庫が品薄になる」

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精選版 日本国語大辞典 「端境期」の意味・読み・例文・類語

はざかい‐き はざかひ‥【端境期】

〘名〙 端境の時期。また一般に、ものごとの入れ替わりの時期。〔現代術語辞典(1931)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「端境期」の意味・わかりやすい解説

端境期
はざかいき

農作物とくに穀物類は年1回の収穫をして翌年の収穫までの間利用する。たとえば米は10月に収穫するが、翌年8~9月になると在庫が減少してくる。そのため往時自由経済の時代には緊急輸入したり、米価が高騰したりした。在庫が底をつくころから新米が出回る11月ころまでの間を、米の端境期という。転じて一般に需要のとぎれる時期をいい、また、農家経済で生活資金が窮乏する5~6月や9~10月を端境期とよぶことがある。

[星川清親]

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