精選版 日本国語大辞典 「笑止」の意味・読み・例文・類語
しょう‐し セウ‥【笑止】
〘名〙
① =しょうじ(勝事)②
※易林本節用集(1597)「勝事 シャウシ 笑止」
② (形動) 困ったこと。困惑するような出来事。また、そのさま。
③ (形動) 気の毒に感じられること。同情すべきこと。いたましいこと。また、そのような対象のさま。
※歌謡・閑吟集(1518)「わが恋は、水にもえたつほたるほたる、ものいはでせうしのほたる」
④ (形動) ばかばかしくて、笑うべきこと。かたはらいたいこと。おかしなこと。また、そのさま。
⑤ (形動) 恥ずかしく思うこと。また、そのさま。
しょうし‐・い セウシ‥【笑止】
※甲陽軍鑑(17C初)品三二「信玄公の氏政をさげすみ給ふ、とせうしく存ずる也」
わらい‐や・む わらひ‥【笑止】
[1] 〘自マ五(四)〙 笑うことがやまる。
[2] 〘自マ下二〙 ⇒わらいやめる(笑止)
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