精選版 日本国語大辞典 「粟粒」の意味・読み・例文・類語
ぞく‐りゅう ‥リフ【粟粒】
〘名〙
※京大本湯山聯句鈔(1504)「粟粒堯天大、碑文湛輩湮。一粒粟中蔵二世界一と云句あり」
② あわつぶのように小さいもの。
③ 寒さや恐怖で、膚に生じる、①のようなもの。
※妾の半生涯(1904)〈福田英子〉二「寒からざるに、肌に粟粒(ゾクリフ)を覚ゆる事数々(しばしば)なり」
あわ‐つぶ あは‥【粟粒】
〘名〙 粟の実。粟の粒。非常に小さい物のたとえに用いることが多い。あわつび。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)一「大なくらの内に粟(アワ)つふ一粒程も有まいぞ」
あわ‐つび あは‥【粟粒】
〘名〙 =あわつぶ(粟粒)
※法華義疏長保四年点(1002)一「数たの苙(アハツヒ)地に堕ちき」
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