紛らわしい(読み)マギラワシイ

デジタル大辞泉 「紛らわしい」の意味・読み・例文・類語

まぎらわし・い〔まぎらはしい〕【紛らわしい】

[形][文]まぎらは・し[シク]《古くは「まきらはし」》
似ていて区別がつきにくい。「本物と―・いレプリカ」「―・い名前
まぶしい。まばゆい。
上野かみつけのまぐはしまとに朝日さし―・しもなありつつ見れば」〈・三四〇七〉
気持ちがまぎれるようである。
「おのづからうちたゆみ、―・しくてなむ、過ぐし来るを」〈橋姫
めまぐるしく多忙である。
「わが身も―・しき事あれば、えこそ助け奉るまじけれ」〈仮・伊曽保・下〉
[派生]まぎらわしげ[形動]まぎらわしさ[名]
[類語]似る似寄る似つく似通う通う相通ずる類するまが類似する相似する近似する酷似する肖似しょうじするあやかる似寄り瓜二つ生き写し丸写しそっくり疑似空似もどき紛い似非えせカーボンコピー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android