終の煙(読み)ついのけぶり

精選版 日本国語大辞典 「終の煙」の意味・読み・例文・類語

つい【終】 の 煙(けぶり)

火葬の際に立ちのぼる煙。転じて、死ぬこと。
※続拾遺(1278)雑下・一二七七「いかにせんつゐの煙のすゑならで立のほるへき道もなき身を〈鴨長明〉」

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デジタル大辞泉 「終の煙」の意味・読み・例文・類語

つい‐の‐けぶり〔つひ‐〕【終の煙】

火葬の煙。また、死んで火葬に付されること。
「いかにせん―の末ならで立ちのぼるべき道もなき身を」〈続拾遺・雑下〉

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