絶対安静(読み)ゼッタイアンセイ

デジタル大辞泉 「絶対安静」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐あんせい【絶対安静】

病気けがの重い人を、外部からの刺激を避けて、寝たまま動かさず平静な状態を保たせること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絶対安静」の意味・読み・例文・類語

ぜったい‐あんせい【絶対安静】

〘名〙 病気やけがの重い人を寝たままの姿勢で動かさないようにし、他からの刺激をさけて平静な状態を保たせること。
※日本脱出記(1923)〈大杉栄〉日本脱出記「暫く落ちついてゐたと思った肺が、急に又悪くなったのだ。医者からは絶対安静を命ぜられた」
※春は馬車に乗って(1926)〈横光利一〉「『あたしも行きたい』と妻は云ふと、急に寝台の上で腹を波のやうにうねらせた。『お前は絶対安静だ』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android