総管(読み)ソウカン

デジタル大辞泉 「総管」の意味・読み・例文・類語

そう‐かん〔‐クワン〕【総管】

全体総轄・管理すること。また、その職や人。
奈良時代畿内の治安維持や行政監察のために置かれた臨時の官。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「総管」の読み・字形・画数・意味

【総管】そうかん

軍政官、督軍

字通「総」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の総管の言及

【都督】より

…中央ではこれら地方兵権と中央軍とを一手に統べる都督中外諸軍事が置かれて国政を専断することがあった。隋・唐の中央集権制強化の過程で都督(ときに総管ともいう)の兵権は弱められたが,唐代重要な州に,都督府の名義を与えて周辺諸州を監督させたことに,その痕跡が見られる。六朝時代,都督諸州(国)軍事は高句麗,倭など周辺諸民族の首長にも冊授され,唐の都督府―州―県の制度も,周辺民族への羈縻(きび)政策に適用された。…

※「総管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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