群島によって構成される国家が主張する、領海に関する理論。大洋中の一群の島々と水域について、固有の地理的、経済的および政治的単位を形成するか、または歴史的にそのような単位と認められて、一体として扱う理論である。インドネシア、フィリピン、モーリシャス、フィジーなどの国々は、この理論に基づき、もっとも外側の島を結ぶ線を引き、この線を領海の基線とし、基線の内側の水域を内水に準じた群島水域としている。群島水域は、群島国の領域の一部を構成する。国連海洋法条約では、国際航行にとって必要な水路には、群島水域内に国際海峡のような航路帯を設けて、外国の艦船・航空機の通過のための航行を認めている。
[中村 洸]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新