考古(読み)こうこ

精選版 日本国語大辞典 「考古」の意味・読み・例文・類語

こう‐こ カウ‥【考古】

〘名〙
① 古い時代のものごとについて考えること。いにしえを考えること。
※随筆・文会雑記(1782)三「楊升菴外集も考古のことばかりなり」 〔二十二史箚記‐宋初考古之学〕
古代遺物遺跡によって、その時代の事物研究すること。
風俗画報‐二〇八号(1900)論説余輩も亦考古の学を修るを以て墓癖なきにあらず」

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デジタル大辞泉 「考古」の意味・読み・例文・類語

こう‐こ〔カウ‐〕【考古】

古い時代の遺跡や遺物から、当時の生活様式文化状態を研究すること。「考古資料」

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普及版 字通 「考古」の読み・字形・画数・意味

【考古】こう(かう)こ

古代の遺物・遺址の研究。〔廿二史記、二十四、宋初考古の学〕考古の學は、南宋に至りて最もなり。樵・李・王應・馬貴與等の如き、是れなり。然れども宋初制誥の臣、已に多し。

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