脇腹(読み)わきばら

精選版 日本国語大辞典 「脇腹」の意味・読み・例文・類語

わき‐ばら【脇腹】

〘名〙
① 腹の側面。よこばら。また、物の側面。
※義残後覚(1596)三「ししのわきはらをあなたへはずもとせめて射こふたり」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三「竹皮包の傍腹(ワキバラ)より、はみだして居る蕎麦饅頭を」
正妻でない女から生まれること。また、その生まれた子。めかけばら。妾腹(しょうふく)。本腹(ほんばら)に対していう。
浄瑠璃信田小太郎(1702頃)一「家をしるべきなんしとては小太郎殿御一かた、わきばらにたんじゃう有ってことゆへなく」

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デジタル大辞泉 「脇腹」の意味・読み・例文・類語

わき‐ばら【脇腹】

腹の側面。横腹。「脇腹を押さえる」
正妻以外の女から生まれること。また、その子。妾腹しょうふく。めかけばら。⇔本腹
[類語]横腹脾腹

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