腰が強い(読み)こしがつよい

精選版 日本国語大辞典 「腰が強い」の意味・読み・例文・類語

こし【腰】 が 強(つよ)

① 腰の力が強い。物を持ち上げるときなどに腰の力が強い。
青鬼の褌を洗ふ女(1947)〈坂口安吾〉「理づめの相撲で、〈略〉腰が強くて投げもあり」
② 気が強く人に屈しない。押し通す力が強い。押しが強い。
黄表紙・従夫以来記(1784)「下戸餠に酔ひのたまくとなる。酒にゑふたとちがひ、ことの外こしがつよくなる」
粘り気が強い。粘力がある。
※雑俳・柳多留‐二八(1799)「賀の餠は腰の強いが自まん也」
④ しなやかで折れにくい。弾力性に富む。
洒落本・意気客初心(1836)下「腰のよはいを節とり鋏といふ腰(コシ)のつよいを爪とりはさみといふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「腰が強い」の意味・読み・例文・類語

こしつよ・い

気が強くて容易に屈しない。「―・い人だから少々のことではくじけない」
粘りけが強い。また、弾力があって折れにくい。「―・い紙」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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