自縄自縛(読み)じじょうじばく

精選版 日本国語大辞典 「自縄自縛」の意味・読み・例文・類語

じじょう‐じばく【自縄自縛】

〘名〙 (自分の縄で自分を縛る意) 自分の心掛けや言動によって、自分自身が動きがとれなくなり苦しむこと。
地獄の花(1902)〈永井荷風〉四「只過失の無いやうにとばかり、自縄自縛し過ぎて居る事抔(なぞ)を」

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デジタル大辞泉 「自縄自縛」の意味・読み・例文・類語

じじょう‐じばく【自縄自縛】

《自分の縄で自分を縛る意》自分の心がけ・言葉行為のために、自由な動きがとれず苦しい立場になること。「自縄自縛に陥る」
[類語]自業自得身から出た錆藪蛇付けが回る

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四字熟語を知る辞典 「自縄自縛」の解説

自縄自縛

自分の縄で自分を縛ること。自分の心掛けや言動によって、自分自身が動きがとれなくなり苦しむこと。

[活用] ―する。

[使用例] の中に陥れて、自縄自縛の苦い目にあわせているに違いない[有島武郎*或る女|1919]

[使用例] 癇癪を起こしたあげくの彼女一種の自縄自縛に陥るのであった[埴谷雄高*死霊|1946~48]

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