自縛(読み)じばく

精選版 日本国語大辞典 「自縛」の意味・読み・例文・類語

じ‐ばく【自縛】

〘名〙
自分で自分を縛ること。
曾我物語(南北朝頃)九「色にふける、ことばにたづねんは、無縄じばくかんかんと見えたるをや」 〔史記‐原渉伝〕
② 自分の主張した意見、考えなどに拘束されて、自分の自由を失うこと。「自縄(じじょう)自縛」
破提宇子(1620)三段此段を説こと偏に自業じばく也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「自縛」の意味・読み・例文・類語

じ‐ばく【自縛】

[名](スル)
自分で自分を縛ること。
自分の主張した意見にとらわれて、思うままに振る舞えない状態に陥ること。「自縄自縛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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