船越町(読み)ふなこしちよう

日本歴史地名大系 「船越町」の解説

船越町
ふなこしちよう

[現在地名]東区船越町二丁目

北革屋きたかわや町二丁目の西に延びる両側町で、中央を南北松屋町まつやまち筋が通る。もと内鍛冶うちかじ(初発言上候帳面写)内鍛冶屋うちかじや(難波雀・難波鶴)と称していたが、延宝七年(一六七九)船越町と改称(安政三年「水帳」大阪大学蔵)、明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図には内鍛冶町とみえる。町名は当町にあった表口一〇間半・裏行一三間二尺(同帳)の旗本船越家蔵屋敷にちなむ。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)の三郷水帳寄帳では屋敷数三一・役数三五役で、うち年寄分・会所分各一役が無役。年寄は豊後屋三郎右衛門。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android