苦節(読み)くせつ

精選版 日本国語大辞典 「苦節」の意味・読み・例文・類語

く‐せつ【苦節】

〘名〙 逆境にあっても節を曲げないかたい心。また、度をすぎた節。
読本椿説弓張月(1807‐11)後「わが苦節(クセツ)やうやくに功なって」 〔易経‐節卦〕

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デジタル大辞泉 「苦節」の意味・読み・例文・類語

く‐せつ【苦節】

逆境にあっても、自分信念態度を固く守りとおす心。「苦節十年」

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普及版 字通 「苦節」の読み・字形・画数・意味

【苦節】くせつ

逆境の中で節義を守る。〔高僧伝十三、釈曇翼〕初め出家して廬山寺に止まる。に依りて學を修め、門人に重んぜらる。

字通「苦」の項目を見る

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