茶入れ(読み)チャイレ

デジタル大辞泉 「茶入れ」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐いれ【茶入れ】

茶を入れておくための容器。特に茶の湯で、濃茶こいちゃ用の抹茶を入れる容器。主に陶器で、形も肩衝かたつき茄子なす文琳ぶんりんなど種々の形がある。薄茶うすちゃには多く漆器・木地物きじものを用い、なつめ中次なかつぎなどの名がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「茶入れ」の意味・わかりやすい解説

茶入れ
ちゃいれ

茶道具一つ濃茶を入れる陶製小壺江戸時代までは茶道具のなかで最も尊重された。濃茶点前 (てまえ) に用い,通常,象牙製のふたをかぶせ,高級な織物で作った袋で包む。産地形態などによって 100種類近くに分類される。

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