菰野(読み)こもの

精選版 日本国語大辞典 「菰野」の意味・読み・例文・類語

こもの【菰野】

三重県北部、御在所山(ございしょやま)東側地名江戸時代土方(ひじかた)氏一万二千石の城下町として発展。良質の米・茶を産出。湯の山温泉、朝明渓谷などがあり、近鉄湯の山線が通じる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「菰野」の意味・わかりやすい解説

菰野[町] (こもの)

三重県北部,三重郡の町。人口3万9978(2010)。西部鈴鹿山脈に属する山地東部は三滝川,朝明川が作る扇状地集落耕地が開ける。三滝川西岸にある中心集落の菰野は古くは伊勢神宮領で,江戸時代は菰野藩土方氏1万2000石の陣屋町であった。基幹産業米作を主とする農業で,茶栽培や畜産も盛ん。近年,伊勢湾工業地帯のベッドタウンとしても発展している。西部の山岳地帯は鈴鹿国定公園に含まれ,湯の山温泉や朝明渓谷などの景勝地がある。近鉄湯の山線が通り西境にある御在所山(1212m)はロープウェー山頂へ通じ,冬はスキー場となる。1972年鈴鹿スカイラインが開通した(97年無料開放)。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「菰野」の解説

菰野

三重県三重郡菰野(こもの)町にある道の駅。国道477号に沿う。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android