落花生油(読み)ラッカセイユ(英語表記)peanut oil

翻訳|peanut oil

デジタル大辞泉 「落花生油」の意味・読み・例文・類語

らっかせい‐ゆ〔ラククワセイ‐〕【落花生油】

ラッカセイ種子からとれる不乾性油無色または淡黄色で芳香があり、主成分オレイン酸など。食用油マーガリン石鹸せっけん原料などにする。ピーナッツオイル。

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精選版 日本国語大辞典 「落花生油」の意味・読み・例文・類語

らっかせい‐ゆ ラククヮセイ‥【落花生油】

〘名〙 落花生の種子からとった油。不乾性油。無臭で淡黄色から赤褐色。良質のものほど無色に近くなる。零度近くで固まる。食用油、マーガリン、せっけんなどの原料にされ、灯用ともなる。ピーナッツオイル。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「落花生油」の意味・わかりやすい解説

落花生油
らっかせいゆ
peanut oil

マメ科のラッカセイの種子から圧搾法により採油される不乾性油。含油量40~55%。ヨウ素価82~109。オレイン酸40~60%、その他リノール酸10~30%、パルミチン酸10%程度、ステアリン酸5%程度を含む。採油法により異なるが、淡黄色あるいは赤褐色の好味を有する。食用油、マーガリン、せっけん原料などに用いられる。

[福住一雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「落花生油」の意味・わかりやすい解説

落花生油
らっかせいゆ
peanut oil

落花生の実から得られる不乾性油。淡黄色~赤褐色を呈する。オレイン酸,リノール酸,パルミチン酸,ステアリン酸から成り,鹸化価 188~195。比重 0.92。冬季には固体を析出する。食用にされるほか石鹸製造に用いられる。

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