藤原宿奈麻呂(読み)ぶじわらのすくなまろ

改訂新版 世界大百科事典 「藤原宿奈麻呂」の意味・わかりやすい解説

藤原宿奈麻呂 (ぶじわらのすくなまろ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の藤原宿奈麻呂の言及

【藤原良継】より

…奈良時代の官人。藤原宇合(うまかい)の二子で,母は石川麻呂の娘。はじめ宿奈麻呂(すくなまろ)といったがのち良継と改名。740年(天平12)兄藤原広嗣の反乱に連座して伊豆に流されたが2年後に放免され,少判事をへて746年従五位下となる。以降,権力を集中する藤原仲麻呂に対しては反対の立場を堅持し,大伴家持らと謀って仲麻呂を排除しようとした陰謀は発覚したが,自分の単独犯と主張して官位を奪われた。764年(天平宝字8)恵美押勝の乱に際しては兵を率いて追討し,功により従四位下勲四等が授けられ,大宰帥となった。…

※「藤原宿奈麻呂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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