藤田まこと(読み)フジタマコト

デジタル大辞泉 「藤田まこと」の意味・読み・例文・類語

ふじた‐まこと〔ふぢた‐〕【藤田まこと】

[1933~2010]俳優東京の生まれ。本名、原田まこと歌手司会を経て、コメディアンとしてテレビ界入り。主演した時代劇「てなもん三度笠」が高視聴率を上げ、人気を集めた。その後も「必殺」シリーズなどのヒット作に出演映画舞台でも活躍した。平成14年(2002)紫綬褒章受章。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤田まこと」の解説

藤田まこと ふじた-まこと

1933-2010 昭和後期-平成時代の俳優。
昭和8年4月13日生まれ。大阪でコメディアンとなり,昭和37年からのテレビ番組「てなもんや三度笠」で人気をあつめる。47年からのテレビ時代劇「必殺」シリーズの町奉行同心・中村主水(もんど)が当たり役となった。映画,舞台,ミュージカルでも活躍。平成21年「明日への遺言」で日本映画批評家大賞審査員特別賞。平成22年2月17日死去。76歳。東京出身。堀川高中退。本名は原田真。

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百科事典マイペディア 「藤田まこと」の意味・わかりやすい解説

藤田まこと【ふじたまこと】

俳優,歌手。東京都豊島区に生まれ,京都市で育つ。父の藤間林太郎は無声映画時代のスター。前座歌手から,コメディアンに転じ,1962年,朝日放送の沢田隆治演出のTV時代劇コメディー《てなもんや三度笠》の主役に抜擢され,高視聴率をあげて人気を博した。以後,《必殺仕置人》シリーズ,《はぐれ刑事純情派》シリーズなどのTVドラマをはじめ,映画,舞台でも活躍した。2002年,紫綬褒章受章。

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