虫螻(読み)むしけら

精選版 日本国語大辞典 「虫螻」の意味・読み・例文・類語

むし‐けら【虫螻】

〘名〙 虫類をいやしめて呼ぶ称。また、人を、小さな取るに足りない虫にたとえ、いやしめていう。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「虎・狼・むしけらといへども、人のけぢかきをあたりによせず」
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉矮人巨人「虫けらの如き汝を対手に闘ふは」

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デジタル大辞泉 「虫螻」の意味・読み・例文・類語

むし‐けら【虫×螻】

虫類を卑しめていう語。また、小さくて取るに足りないものの意で、人をも卑しめていう。「虫螻同然に扱われる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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