袖の雨(読み)ソデノアメ

デジタル大辞泉 「袖の雨」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐あめ【袖の雨】

着物の袖をぬらす雨。悲しみの涙で袖がぬれることのたとえ。
「またひとしきり―、晴間はしばしなかりけり」〈逍遥桐一葉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「袖の雨」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 雨(あめ)

衣の袖をぬらす雨の意で、悲しみの涙で衣の袖がぬれることのたとえ。
※玄玉(1191‐92頃)天地下「世中をおもひは入れじ袖の雨にたぐはば月のくもりもぞする〈藤原公衡〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android