精選版 日本国語大辞典 「視学官」の意味・読み・例文・類語
しがく‐かん ‥クヮン【視学官】
〘名〙
① 旧制で、中央(文部省)および地方に置かれた官吏。明治一九年(一八八六)文部省に設置され、全国五地方に配置。道府県には、同三二年に置かれたのが初めで、地方に置かれた視学官は、視学を統轄して、学事の視察、学校教育における教職を監督した。一時期、督学官とも称した。
※東京日日新聞‐明治二六年(1893)二月九日「五名の視学官をして各々其の一区宛を受持たしむるの制を廃して」
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