角膜及び腎臓の移植に関する法律(読み)かくまくおよびじんぞうのいしょくにかんするほうりつ

世界大百科事典(旧版)内の角膜及び腎臓の移植に関する法律の言及

【死】より

…はたして,それらの脳死の判定がなされた者が,民法上の相続その他すべての法律関係で〈死者〉として扱われるのか否かという肝心の事柄が,本法全体を通して明確にされていない。なお,臓器移植法の成立により〈角膜及び腎臓の移植に関する法律〉(略称,角膜腎臓移植法。1979)それ自体は廃止されたが,脳死した者の身体以外の死体(3徴候による死の判定を受けた死体)からの角膜と腎臓の摘出については経過規定(附則4条)を置き,当分の間,従前どおり遺族の書面による承諾で足りるとした。…

【腎臓移植】より

…なお,拒絶反応を含め,臓器移植の全般にかかわる問題については,〈臓器移植〉の項を参照されたい。人工透析
[腎臓移植に関する法律]
 1979年〈角膜及び腎臓の移植に関する法律〉が制定され,死体腎移植についての手続が定められた。この法律では,本人が生前に書面で承諾し,遺族が拒否しない場合,あるいは遺族が書面で承諾しないかぎり,摘出は行えない。…

【臓器移植】より

…なお,脳死判定は,移植に関係しない医師によって行われるべきものと定められている。 臓器移植法の施行によって,それまで,眼球と腎臓の死体(念頭におかれていたのは心臓死体)からの摘出に適用されてきた角膜腎臓移植法(正式名は〈角膜及び腎臓の移植に関する法律〉)は廃止された。角膜腎臓移植法において,移植用の眼球や腎臓を摘出するためには,事前に遺族の書面による承諾を受けることが必要とされていた。…

※「角膜及び腎臓の移植に関する法律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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