質入裏書(読み)シチイレウラガキ

デジタル大辞泉 「質入裏書」の意味・読み・例文・類語

しちいれ‐うらがき【質入裏書】

裏書人被裏書人に対して、手形上の権利の上に質権を設定する目的でその旨を記載してする裏書

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精選版 日本国語大辞典 「質入裏書」の意味・読み・例文・類語

しちいれ‐うらがき【質入裏書】

〘名〙 質権を設定するため、指図証券または質入証券に裏書きすること。〔商法(明治三二年)(1899)〕

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会計用語キーワード辞典 「質入裏書」の解説

質入裏書

手形上の権利の上に質権を設定する目的をもってなされる裏書。小切手には認められません。

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世界大百科事典(旧版)内の質入裏書の言及

【裏書】より

…すなわち,AのBに対する契約解除の抗弁(人的抗弁という)は,AからCへは対抗できない(人的抗弁の切断という)。
[期限後裏書,質入裏書]
 以上のような裏書の特殊な効力は,手形の流通期限内,すなわち満期前の裏書について認められるものである。手形は満期日(満期が休日のときはこれに次ぐ第1の取引日)およびそれに次ぐ第2取引日内に支払いのため呈示されなければならない(支払呈示期間)。…

※「質入裏書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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