赤平(読み)アカビラ

デジタル大辞泉 「赤平」の意味・読み・例文・類語

あかびら【赤平】

北海道中央部、空知川流域の市。石狩炭田北部の炭鉱町として発展。人口1.3万(2010)。

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精選版 日本国語大辞典 「赤平」の意味・読み・例文・類語

あかびら【赤平】

北海道中部、空知支庁北部の地名。明治二四年(一八九一)熊本県人の入植にはじまり、鉄道開通後、石狩炭田北部の炭鉱都市として栄えた。昭和二九年(一九五四市制

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改訂新版 世界大百科事典 「赤平」の意味・わかりやすい解説

赤平[市] (あかびら)

北海道中央部,空知地方北部の市。1954年市制。人口1万2637(2010)。南部は赤平山(366m)を含む低い山嶺が走って歌志内市と境し,北部はイルムケップ山(865m)が占め,この間を空知川が西流して西は滝川市,東は芦別市と接する。石狩炭田北部の産炭地で,道有林を主とする森林市域の70%を占め,空知川沿いに開ける耕地は,総面積の7%にとどまる。農業入植は1891年に始まり,1913年滝川~富良野間の鉄道(根室本線)開通以後開拓が進んだ。第1次世界大戦中の18年茂尻鉱の操業が開始され,37年以降豊里,赤間,赤平の各主要鉱が開坑されて鉱業都市として発展,一時は年産250万tの出炭量を示したが,67年以降閉山が相次ぎ,住友赤平鉱のみが94年まで操業していた。77年工業団地が造成され,81年までに約20の企業が誘致された。農業では野菜・畜産の振興がはかられている。人口は1959年の5万8000人をピークに減少に向かっている。
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