連鎖担体(読み)れんさたんたい

世界大百科事典(旧版)内の連鎖担体の言及

【連鎖反応】より

…この例のように,いくつかの引き続いて起こる反応段階を含み,ある反応段階の生成物が次の反応段階で再び反応に入り,生成・消滅を繰り返しながら,全体の反応が進行するような反応を連鎖反応という。連鎖反応で繰り返し生成・消滅し,引き続く反応段階を連結する反応中間体(上記のH・,Cl・)を連鎖担体chain carrierと呼び,この中間体が十分反応性に富み,次の反応を引き続き起こさせうることが,連鎖反応が起こる条件となる。連鎖反応は,開始,成長,停止からなり,連鎖が開始されてから停止するまで,連鎖が平均して何回繰り返されるかを示す数を連鎖の長さという。…

※「連鎖担体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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