遊佐長教(読み)ゆさ・ながのり

朝日日本歴史人物事典 「遊佐長教」の解説

遊佐長教

没年天文20.5.5(1551.6.8)
生年:生年不詳
戦国時代武将河内守。遊佐氏はもと出羽(山形県)の国人で,南北朝期に畠山国清の被官となり,伊豆・越前守護代,次いで河内の守護代をほぼ世襲した。長教は畠山稙長・政国のもとで守護代を務め,高屋城守備。天文16(1547)年7月摂津舎利寺で三好長慶大敗,のち和睦。娘を長慶に嫁がせ,岳父として三好政権の支柱となった。同20年5月,還京を狙う将軍足利義輝の放った刺客により高屋城中で暗殺された。

(今谷明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遊佐長教」の解説

遊佐長教 ゆさ-ながのり

?-1551 戦国時代の武将。
河内(かわち)(大阪府)高屋城主。河内守護畠山稙長(たねなが),政国(まさくに)に属し,守護代をつとめる。天文(てんぶん)3年稙長を廃し,その弟長経を家督にすえた。のち三好長慶(ながよし)とむすび娘をとつがせている。天文20年5月5日将軍足利義輝(よしてる)の刺客に暗殺された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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