酒癖(読み)しゅへき

精選版 日本国語大辞典 「酒癖」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐へき【酒癖】

〘名〙
① 酒に酔ったときに出る癖。特に、悪い癖。さけぐせ。〔新令字解(1868)〕
落語嵩谷(1890)〈禽語楼小さん〉「酒癖(シュヘキ)の悪い所の嵩谷を」 〔皮日休‐早春病中書事寄魯望詩〕
② 酒を飲む癖。酒を好む性癖
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉大阪修業「抑(そもそ)も私の酒癖(シュヘキ)は、年齢の次第に成長するに従て飲覚え、飲慣れたと云ふでなくして」

さけ‐ぐせ【酒癖】

〘名〙 (「さけくせ」とも) 酒に酔った時に出る癖。さかくせ。
葉隠(1716頃)二「江嶋庄兵衛を源蔵酒の上りにて、異見を申候。是が源蔵酒癖にて候」

さか‐くせ【酒癖】

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デジタル大辞泉 「酒癖」の意味・読み・例文・類語

さけ‐ぐせ【酒癖】

《「さけくせ」とも》酒に酔ったときに出る癖。さかぐせ。「酒癖が悪い」
[類語]酒乱笑い上戸泣き上戸

さか‐ぐせ【酒癖】

さけぐせ

しゅ‐へき【酒癖】

酒に酔うと現れる癖。特に、悪い癖。さけくせ。
酒を飲む癖。

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普及版 字通 「酒癖」の読み・字形・画数・意味

【酒癖】しゆへき

酒ぐせ。

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