鉄の帳(読み)くろがねのちょう

精選版 日本国語大辞典 「鉄の帳」の意味・読み・例文・類語

くろがね【鉄】 の 帳(ちょう)

閻魔(えんま)の庁で、地獄に送る罪人の名を記してあるという鉄の帳面
※浄瑠璃・卯月の紅葉(1706頃)道行「かく迄重き罪とがの、ゑんまの前には、くろがねの帳に附と聞ものを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「鉄の帳」の意味・読み・例文・類語

くろがね‐の‐ちょう〔‐チヤウ〕【鉄の帳】

閻魔えんまの庁で、地獄に送る罪人の名を書いてあるという鉄の帳面。
「かくまで重き罪科つみとがの、閻魔の前には―に付くと聞くものを」〈浄・卯月の紅葉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android