銘銘(読み)メイメイ

デジタル大辞泉 「銘銘」の意味・読み・例文・類語

めい‐めい【銘銘】

《「めんめん(面面)」の音変化》ひとりひとり。それぞれ。おのおの。「銘銘意見を述べる」「菓子銘銘に分ける」「進路銘銘違う」
[類語]一人一人各自各人面面てんでんてんでに各位

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銘銘」の意味・読み・例文・類語

めい‐めい【銘銘】

〘名〙 (「めんめん(面々)」の変化したもの) 一人一人別々に。各自。おのおの。
※玉塵抄(1563)三六「米を多ををさむる所に斗てめいめいにはかればてまひまが入るほどに」 〔日葡辞書(1603‐04)〕
浮世草子日本永代蔵(1688)六「人のしはきを笑ふ事は非なり。それは面々(メイメイ)覚悟有事なり」
[補注]室町時代までは、メンメン(面々)がこの意味を担っていたが、室町後期にメイメイが出現し、次第に取って代わられた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android