デジタル大辞泉 「陸奥」の意味・読み・例文・類語
むつ【陸奥】
⇒みちのく
旧日本海軍の第二次大戦時の主力戦艦。大正10年(1921)竣工。改装後の排水量4万3580トン。
みち‐の‐く【陸奥】
「筑紫なるにほふ児故に―の香取
[補説]現代では、東北地方をさしていうこともある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
旧日本海軍の代表的な戦艦。長門型の2番艦であり,両艦は1917-18年に起工,1920-21年に完成した。基準排水量3万2720トン,全長212m,世界で初めて40cm主砲を搭載し,完成当時世界最大最強の戦艦であった。第1次世界大戦においてイギリス,ドイツ両艦隊が戦ったユトランド沖海戦(1916年6月)の戦訓を採り入れて,砲塔,弾火薬庫,機械室等の重要部分に対する防御を強化するとともに,速力26.5ノットという高速力を発揮し,大艦巨砲・水上優速を重視した当時においては大いに威力のある存在であった。その後大改装工事等によりさらに性能向上が図られたが,陸奥は第2次世界大戦中の43年6月呉軍港外の柱島泊地において,原因不明の火薬庫爆発により沈没した。同型艦長門は戦後アメリカ海軍に引き渡され,46年にビキニ環礁において原子爆弾実験の標的艦となり沈没した。本艦型は戦艦大和,武蔵の完成まで長く日本海軍の中心的主力艦として,また連合艦隊旗艦として著名であった。
執筆者:本多 一郎
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