首を振る(読み)くびをふる

精選版 日本国語大辞典 「首を振る」の意味・読み・例文・類語

くび【首】 を 振(ふ)

① 首を左右に振る。不賛成や不満の気持を表わす動作。首を横に振る。
読本春雨物語(1808)宮木が塚「くすし首打ふりて、『大事の御たのみ也。我は承らじ』といへども」
② 首を上下に振る。賛成の気持を表わしたり、うなずいたりするときの動作。首を縦に振る。
正義派(1912)〈志賀直哉〉下「女中共は首を振り振り痛ましいといふやうに眼を細めて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「首を振る」の意味・読み・例文・類語

くび・る

首を縦に振って、承諾・賛成の気持ちを表す。うなずく。
首を横に振って、不満や不賛成の気持ちを表す。
[類語]首を捻る首をすくめる不承知不同意異議異論異存批判抵抗辞退固辞遠慮難色辞する否む難色を示す異を唱える異を立てる首を横に振るかぶりを振る如何なものか不服不平不満不満足不足鬱憤うっぷん物足りないあっけないあえない飽き足りない食い足りない意に満たない期待外れ当て外れ不本意いら立ちいらつくいら立つ今一いまいち今一つもう一つ不完全燃焼フラストレーションクレーム鬱積うっせき心外愚痴繰り言ぐずぐず口を尖らす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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