馬尾(読み)バビ

デジタル大辞泉 「馬尾」の意味・読み・例文・類語

ば‐び【馬尾】

馬の尾。
馬の尾の毛。馬素ばす

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精選版 日本国語大辞典 「馬尾」の意味・読み・例文・類語

す【馬尾】

〘名〙 (水嚢(すいのう)②の簀(す)に用いるところからという)
① 馬の尾の毛。細工に使う時にいう語。
咄本・詞葉の花(1797)馬のす「どうぞ馬のすがほしい」
② (もと①を釣り糸として使ったところから) 釣り糸。
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆「之を餌にして糸(ス)を下ろして見たが、更にあたらない」

ば‐び【馬尾】

〘名〙
① 馬の尾。〔五国対照兵語字書(1881)〕 〔礼記‐曲礼上〕
② 馬の尾の毛。うまのす。馬尾毛(ばす)
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二二「ガターは我琴瑟に似て其形小なり。馬尾を以て弾ず」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「馬尾」の意味・わかりやすい解説

馬尾
ばび
cauda equina

脊髄下端にみられる脊髄神経の束。腸神経,仙骨神経尾骨神経などの脊髄神経の根は脊柱管の中をまっすぐに下行し,脊髄の終末部である終糸をほうき状に取囲む。その外観がウマの尾に似ていることから,こう呼ばれる。

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