駄目を出す(読み)だめをだす

精選版 日本国語大辞典 「駄目を出す」の意味・読み・例文・類語

だめ【駄目】 を 出(だ)

欠点過失などを指摘して、中止させたり、やり直させたりする。
大菩薩峠(1913‐41)〈中里介山道庵と鰡八の巻「『それじゃ如何するんだ』がんりきが、また駄目(ダメ)を出(ダ)しはじめました」
演劇で、演技上の注意を与える。また、脚本演出について注文を出す。駄目出しをする。
春泥(1928)〈久保田万太郎三羽烏舞台のことでも、〈略〉やかましくダメを出さなくなった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「駄目を出す」の意味・読み・例文・類語

駄目だめ・す

演劇などで、俳優に演技上の注意を与える。転じて、仕事などのやり直しを命じる。「主役の演技に―・す」「宣伝プランに―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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