高吟(読み)コウギン

デジタル大辞泉 「高吟」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぎん〔カウ‐〕【高吟】

[名](スル)
声を張り上げて詩歌をうたうこと。「佳句高吟する」「放歌高吟
他人の作った詩歌を敬っていう語。玉詠
[類語]放歌高歌放吟吟詠朗詠朗吟低吟低唱微吟放歌高吟吟ずる詠ずる

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精選版 日本国語大辞典 「高吟」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぎん カウ‥【高吟】

〘名〙
① (━する) 声高く詩歌を吟ずること。高詠高唱
※明極楚俊遺稿(14C中か)贈無礙照侍者「高吟発天響、朗誦超群音
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一「あたりかまはぬ高吟(カウギン)放歌」 〔古楽府‐傷歌行〕
② 他人を敬って、その作った詩歌をいう語。玉詠(ぎょくえい)

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普及版 字通 「高吟」の読み・字形・画数・意味

【高吟】こう(かう)ぎん

声高く吟ずる。〔古楽府、傷歌行〕物に感じて思を懷ふ 泣涕忽ち裳を霑(うるほ)す 佇立(ちよりつ)して高吟を吐く を舒(の)べて穹(きゆうさう)に訴へん

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