黒土地帯(読み)こくどちたい

精選版 日本国語大辞典 「黒土地帯」の意味・読み・例文・類語

こくど‐ちたい【黒土地帯】

〘名〙 黒色土の発達した地域。シベリア西部のステップ北アメリカプレーリーが代表例。穀物の栽培地。

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百科事典マイペディア 「黒土地帯」の意味・わかりやすい解説

黒土地帯【こくどちたい】

ステップ地帯にみられる黒色の土壌チェルノーゼムの分布する地域で,ヨーロッパ・ロシア南部やドナウ川下流地方が中心。チェルノーゼム土がきわめて肥沃なため,世界穀倉地帯をなす。
→関連項目クルスク

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「黒土地帯」の意味・わかりやすい解説

黒土地帯
こくどちたい

黒土帯

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の黒土地帯の言及

【チェルノーゼム】より

…ユーラシア大陸ではハンガリー,ルーマニアの一部,ウクライナ,西部ないし中央シベリアに広く分布し,北アメリカ大陸では西経95゜以西のアーカンソー川以北の平原に分布している。チェルノーゼムはきわめて養分に富んだ肥沃な土壌で,大干ばつの年を除けば生産力も高く,いわゆる黒土地帯と呼ばれる穀倉地帯を形成している。【永塚 鎮男】。…

※「黒土地帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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