黒色片岩(読み)こくしょくへんがん

百科事典マイペディア 「黒色片岩」の意味・わかりやすい解説

黒色片岩【こくしょくへんがん】

泥質岩起源とする結晶片岩うちで変成度の低いもの。グラファイト石墨)を含み色が黒いので一般にこのように呼ばれる。正規の岩石名ではなく,緑色片岩と同じく通称である。グラファイト以外には主に絹雲母緑泥石斜長石石英からなる。一般に片理が発達し,著しい微褶曲(しゅうきょく)構造が見られる。

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岩石学辞典 「黒色片岩」の解説

黒色片岩

泥質岩起源の低変成度の結晶片岩で外観黒色を呈するもの.黒色の物質は一般に炭質物とされているが正確に調べられたものは少ない.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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