サッパ(小船)(読み)さっぱ

世界大百科事典(旧版)内のサッパ(小船)の言及

【さんぱ】より

…磯見漁などの沿岸漁業に使用したもので,沖合漁には耐えない。太平洋岸の岩手,宮城,三重,和歌山地方には,やはり磯見漁などに使う小船をサッパといっているところがあるが,それとこれとの関係は明らかでない。【石塚 尊俊】。…

【水郷】より

…十六島新田の発展は17世紀中ごろからの約80年間で,利根川の河道付け替えによって砂州が拡大し,しだいに耕地化されていった。低湿地であったため島の生活は水と深くかかわり,土盛りをして家を建て,縦横に走る幅2~5mのエンマが道の役目を果たしており,サッパという農舟が大切な交通機関であった。エンマに架かる橋はサッパ舟が通るため中央の高い水郷独特の木橋であった。…

※「サッパ(小船)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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