伊藤忠兵衛(初代)(読み)いとう ちゅうべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤忠兵衛(初代)」の解説

伊藤忠兵衛(初代) いとう-ちゅうべえ

1842-1903 幕末-明治時代の実業家
天保(てんぽう)13年7月2日生まれ。代々近江(おうみ)商人。11歳で近江麻布(まふ)などの行商をはじめ,明治5年大阪本町に紅忠(べんちゅう)(伊藤忠商事,丸紅前身)を開店,呉服太物商となる。17年伊藤本店と改称。18年伊藤外海(そとうみ)組を設立し対米貿易をはじめる。26年近江銀行の創立参画。29年日東合資を設立し中国貿易に進出した。明治36年7月8日死去。62歳。
格言など】およそ商業者の貴む所は機敏にあり

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android