匹婦(読み)ひっぷ

精選版 日本国語大辞典 「匹婦」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐ぷ【匹婦】

〘名〙
一人の女。〔孟子‐尽心上〕
② 卑しい女。また、道理に暗い女。
人情本春色梅児誉美(1832‐33)後「欲にのみふける匹婦(ヒップ)の情なしには」 〔潘岳‐西征賦〕

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デジタル大辞泉 「匹婦」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐ぷ【匹婦】

身分のいやしい女。また、道理に暗い女。⇔匹夫

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普及版 字通 「匹婦」の読み・字形・画数・意味

【匹婦】ひつぷ

身分の賤しい女。〔書、咸有一徳〕匹夫匹も、自ら(志を)盡すことを(え)ざれば、民の、與(とも)に厥(そ)の功をすこと罔(な)し。

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