亜セレン酸 (あセレンさん) selenious acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 亜セレン酸塩化学式H2SeO3。二酸化セレンSeO2を熱湯に溶かし加熱濃縮し,冷却すると得られる,無色または白色の六方晶系の結晶。吸湿性があ…
三フッ化ホウ素 サンフッカホウソ boron trifluoride
- 化学辞典 第2版
- BF3(67.81).テトラフルオロホウ酸ナトリウムNaBF4と酸化ホウ素B2O3とをまぜて濃硫酸を加えて加熱すると得られる.室温では無色の刺激臭のある気体.…
メタ‐しゅせきさん【メタ酒石酸】
- デジタル大辞泉
- 酒石酸の一種。酒石酸をセ氏120度に加熱、分解して得られる。ワインの澱おりの生成を防止する添加剤として用いられる。分子式C8H8O10
ブラジキニン
- 栄養・生化学辞典
- C50H73N15O11 (mw1060.22).RPPGFSP FRRPPGFSPFR. 血漿中の生理活性ペプチドで,キニンの一つ.血管拡張,血圧降下作用,血管透過性促進などの…
シクロペンタデカノン(データノート) しくろぺんたでかのんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- シクロペンタデカノン分子式C15H28O分子量224.4融点65.6℃沸点120℃/0.1mmHg比重0.8973(測定温度66℃)屈折率(n) 1.4637[参照項目] | シクロペンタデカ…
かたこう【形鋼/型鋼】
- 家とインテリアの用語がわかる辞典
- 定形の断面になるよう圧延した長い鋼材。断面の形により山形鋼・I形鋼・H形鋼・T形鋼などがあり、建築物の構造材などに用いる。
コンキスタドレス conquistadores
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 征服者の意。 16世紀初め新大陸各地の征服に活躍したスペイン人の総称。アステカ帝国を征服した H.コルテス,インカ帝国を滅ぼした F.ピサロは特に有…
トリフェニルテトラゾリウムクロリド triphenyl tetrazolium chloride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C19H15N4Cl 。 TTC と略記する。鋭敏な還元剤。針状晶。融点 243℃ (分解) 。種子の発芽能力の有無を調べる指示薬として用いられる。
ブホトキシン bufotoxin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C40H60N4O10 。融点 205℃の結晶。メチルアルコール,ピリジンに可溶,エチルアルコールに微溶,水,エーテル,アセトンなどに不溶。ガマ毒の…
とりもち birdlime
- 改訂新版 世界大百科事典
- おもにモチノキ科モチノキ属植物の樹皮に含まれる粘着性ゴム状物質。日本では古くから粘着剤として用いられた。主成分は蠟質でもち蠟といい,ほかに…
水素爆弾【すいそばくだん】
- 百科事典マイペディア
- 重水素(ジュウテリウム2H,トリチウム3H)の原子核融合反応を利用した核兵器。起爆には原子爆弾の高温を利用。英語ではhydrogen bombまたはH-bomb。…
硫酸カリウム りゅうさんかりうむ potassium sulfate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫酸のカリウム塩。硫酸カリともいう。天然にはアルカナイトとして産出する。工業的には、カイナイトMgSO4・KCl・3H2O、ピクロメライトMgSO4・K2SO4…
熱化学方程式 ねつかがくほうていしき thermochemical equation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化学方程式に反応に伴う熱の出入量(反応熱)を付け加えて表した反応式をいう。反応熱は発熱の場合には正の符号、吸熱の場合には負の符号で示す。た…
硫酸塩 りゅうさんえん sulfate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 硫酸の塩の総称。正塩と水素塩 (酸性塩) がある。水素塩はかつて重硫酸塩ともいわれたが,化学構造からみて誤称。正しくは硫酸水素塩。一般式 MHSO4 …
スクアレン すくあれん squalene
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鎖状炭化水素C30H50で、1分子内に6個のイソプレン残基をもつ。1916年に辻本満丸(つじもとみつまる)によってサメの肝油から発見された。水素添加で飽…
水蒸気 すいじょうき water vapor
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 気体状態の水をいう。水は臨界温度である374.2℃以上では、どのような圧力でも、液体あるいは固体として存在できず、つねに気体、すなわち水蒸気とし…
ソーダ石灰【ソーダせっかい】
- 百科事典マイペディア
- 生石灰(酸化カルシウムCaO)を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)NaOHの濃溶液に浸し,熱してつくった無色粒状の固体。主成分CaO,NaOH(5〜20%),H…
グアヤコール(guaiacol)
- デジタル大辞泉
- ブナの木もくタールやユソウボクの樹脂(グアヤク脂)に含まれる特異な臭気をもつ結晶。水に溶けない。クレオソートの主成分で、防腐剤・殺菌剤に用…
クラインフェルター‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【クラインフェルター症候群】
- デジタル大辞泉
- 身体は男性であるが、精巣の発育障害、女性型の乳房、無精子症を示す病気。性染色体の構成がXXYになったものが多い。米国の医師クラインフェルター(…
マンセル‐ひょうしょくけい〔‐ヘウシヨクケイ〕【マンセル表色系】
- デジタル大辞泉
- 米国の画家マンセル(A.H.Munsell[1858~1918])が考案した色の表示法。色相・明度・彩度に従い、赤・黄・緑・青・紫色およびその中間色の計10色を…
じゅう‐さ〔ヂユウ‐〕【重鎖】
- デジタル大辞泉
- たんぱく質が大小2つの基本単位で構成されている場合に、分子量の大きい方をいう。例えば、免疫グロブリンを構成する4本のポリペプチド鎖のうち長い2…
メチオニン
- 栄養・生化学辞典
- C5H11NO2S (mw149.21). タンパク質に通常含まれるアミノ酸で,必須アミノ酸の一つ.生体で,タンパク質の構成成分としてだけでなく,メチル基…
シトラール citral
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 C10H16O 。レモンやオレンジに含まれるモノテルペンアルデヒドの一種。強いレモンの香りをもつ油性液体。沸点 91~93℃。ビタミンAの合成原料…
バシトラシン bacitracin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- C66H103N17O16S 。枯草菌から分離されたポリペプチド系抗生物質。抗菌作用はペニシリンに近似しており,主として軟膏,トローチなどの形で局所的に用…
セロチン酸 セロチンさん cerotic acid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 蜜ろう中にエステルとして存在する飽和脂肪酸。 n- ヘキサコサン酸ともいう。化学式は C25H51COOH 。無色針状晶。融点 77.8℃。いぼたろう (→イボタ…
塩化ビニリデン(データノート) えんかびにりでんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 塩化ビニリデンCH2=CCl2分子式C2H2Cl2分子量96.9融点-122.1℃沸点31.7℃比重1.2129(測定温度20℃)屈折率(n)1.4249[参照項目] | 塩化ビニリデン
クロロ酢酸(データノート) くろろさくさんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- クロロ酢酸分子式C2H3ClO2分子量94.5融点α 62.3℃β 56.2℃γ 50.2℃沸点187.85℃屈折率(n)1.4330[参照項目] | クロロ酢酸
シネオール(データノート) しねおーるでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- シネオール1,8-シネオール分子式C10H18O分子量154.3融点1℃沸点176.4℃比重0.9214(測定温度15.5℃,水15.5℃)屈折率(n) 1.4586[参照項目] | シネオール
メントール(データノート) めんとーるでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- メントール/l-メントール分子式C10H20O分子量156.3融点43℃沸点216.5℃比重0.9007(測定温度20℃)旋光度[α]-49°21′(エタノール中)引火点95℃[参照…
うい‐も(うひ‥)【初裳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 女子が成年に達したしるしとして、初めて裳(も)をつけること。裳着。[初出の実例]「むかし男、女のうひもきけるをこころざしてよみてやり…
レゾルシン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [フランス語] résorcine ) 化学式m-C6H4(OH)2であらわされる白色結晶。不純物を含むとうすいピンク色になることがある。かゆみどめ、防…
ベンジル‐アルコール
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] benzyl alcohol ) 弱い芳香のある無色の液体。化学式は C6H5CH2OH 天然にも花精油などに存在する。芳香族アルコールの一つ。香…
カルボキシル carboxyl
- 改訂新版 世界大百科事典
- カルボン酸に含まれている1価の官能基-COOH。-CO2Hと略記する。有機化合物の酸性の原因となる。接頭語として用いるときはカルボキシcarboxy-となる…
リノール‐さん【リノール酸】
- デジタル大辞泉
- 《linoleic acid》不飽和脂肪酸の一。必須脂肪酸の一。亜麻仁あまに油・綿実油・大豆油・とうもろこし油・ひまわり油・胡麻油など植物油にグリセリン…
ルベーグ‐せきぶん【ルベーグ積分】
- デジタル大辞泉
- 通常の積分での面積や体積の代わりに、ルベーグ測度とよぶ面積や体積を拡張した概念を用いて定義した積分。通常の積分よりも適用範囲が広い。フラン…
プランク長【Planck length】
- 法則の辞典
- 量子的揺動が時空間の配置より大きくなると考えられる長さで(Gh/2πc3)1/2.ここでプランク定数*h,万有引力定数 G,真空中の光速 c とする.1.616…
アミグダリン
- 栄養・生化学辞典
- C20H27NO11 (mw457.43).アミグダロシドともいう.アーモンドやアンズに含まれるグリコシドで,エムルシン(酵素)によって加水分解されてグルコー…
エルゴステロール ergosterol
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エルゴステリンともいう。化学式 C28H44O 。ステロールの一種。麦角,酵母,シイタケなどに存在する。無色結晶,融点 166~147℃。紫外線によりビタミ…
グアヤコール
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] guaiacol ) ブナの木のタールなどからとる無色の油状液または結晶。化学式 C7H8O2 クレオソートの主成分で、特異な臭気をもつ。…
焼きミョウバン ヤキミョウバン burnt alum
- 化学辞典 第2版
- ミョウバンKAl(SO4)2・12H2Oを加熱脱水したもの.加熱脱水によりもろい白色塊になるため,粉末にするのが容易であり,水を失っただけ重量も減少するの…
上国石(データノート) じょうこくいしでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 上国石英名jokokuite化学式Mn[SO4]・5H2O少量成分Fe2+,Zn結晶系三斜硬度2.5比重2.09色淡桃光沢ガラス条痕白劈開無(「劈開」の項目を参照)[参照項目…
コンプレキサン complexan
- 改訂新版 世界大百科事典
- アミノポリカルボン酸類の総称。コンプレキソンcomplexonともいう。少なくとも一つの-N(CH2COOH)2をもっているので,アミンのNとカルボキシル基の…
ライヘンバハ らいへんばは Hans Reichenbach (1891―1953)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツ、ハンブルク生まれの科学哲学者。1920~1930年代を通じて、論理実証主義の運動と密接なかかわりをもち、1938年にアメリカに渡って、科学哲学…
塩化コバルト(II) えんかコバルト cobalt (II) chloride
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 化学式 CoCl2 。コバルトの粉末に塩素を作用させて得られる。淡青色,葉片状の吸湿性結晶。湿った空気に触れると淡紅色に変る。融点 735℃,沸点 1049…
位置異性体 いちいせいたい position isomer
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 構造異性の一種である位置異性によって生ずる異性体。主として有機化合物にみられ、鎖式炭化水素での分鎖の有無、あるいは分鎖の位置による異性、ベ…
ゼロ磁場分裂 ゼロジバブンレツ zero field splitting
- 化学辞典 第2版
- 外部磁場が存在しなくても,結晶場,スピン間の相互作用,スピン-軌道相互作用などによって多重項の縮退がとれてエネルギー準位の分裂が起こることを…
ゲンタマイシンC ゲンタマイシンシー gentamicin C
- 化学辞典 第2版
- Micromonospora purpureaまたはM.echinosporaが産生するアミノ配糖体抗生物質で,ゲンタマイシン C1:C21H43N5O7(477.59),C2:C20H41N5O7(463.57),…
BINAP(バイナップ) バイナップ
- 化学辞典 第2版
- 2,2′-bis(diphenylphos-phino)-1,1′-binaphthyl.C44H32P2(622.94).バイナップともいう.1,1′-ビナフタレン-2,2′-ジオールのヒドロキシ基を(C6H5)3P…
リン(燐)酸カルシウム (りんさんカルシウム) calcium phosphate
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式Ca3(PO4)2。リン酸三カルシウムまたは第三リン酸カルシウムとも呼ばれる。リン灰石として天然に産出し,また土壌中に広く分布して含まれ,植…
ヒメノカリス spider lily Hymenocallis
- 改訂新版 世界大百科事典
- ヒガンバナ科Hymenocallis属の通常は常緑の球根植物。北アメリカの南部から南アメリカにかけて約40種くらいあり,日本では春植えの球根植物として扱…