石人石馬【せきじんせきば】
- 百科事典マイペディア
- 日本の古墳に埴輪(はにわ)のように置かれた石造彫刻。人物,動物,甲冑(かっちゅう),盾(たて)などを表すものがある。福岡・熊本・大分3県に見られ…
石人・石馬 せきじん・せきば
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 古墳の飾りとして用いられた石造彫刻人物や馬のほかニワトリや甲冑・盾などもある。5世紀から6世紀の初めに北九州でつくられた。福岡県の岩戸山古…
せきしつ‐いんせき〔‐ヰンセキ〕【石質×隕石】
- デジタル大辞泉
- 主成分が珪酸塩鉱物の隕石。落下する隕石の約90パーセントを占める。小さな球状の粒を含むコンドライトと含まないエイコンドライトとに分けられる。
せきじん‐せきば【石人石馬】
- デジタル大辞泉
- 古墳時代中期以降、北九州地方を中心に用いられた、人・動物などをかたどった副葬品。噴墓の上や側面に置かれた。石人石獣との関連はなく、埴輪はに…
せきてつ‐いんせき〔‐ヰンセキ〕【石鉄×隕石】
- デジタル大辞泉
- 鉄・ニッケル合金と珪酸塩けいさんえん鉱物とをほぼ等量に含む隕石。
石質隕石【せきしついんせき】
- 百科事典マイペディア
- ケイ酸塩を主成分とする隕石。少量の金属相およびトロイライト相を含む。コンドルールと呼ばれる球状物質を含むか含まないかでコンドライト,エコン…
石人・石獣 せきじんせきじゅう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国において漢代以降、宮殿、廟(びょう)、墳墓の参道などに置かれた人物、獣の石彫。前漢の将軍霍去病(かくきょへい)の墓に残る匈奴(きょうど)を踏…
せきじん‐せきじゅう(‥セキジウ)【石人石獣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古代中国、漢代以降墓廟の前に配した石製の彫刻物。文人・武人などの人物、獅子・馬などの獣形。唐太宗陵の六駿は最も優れたもの。宋・明…
石鉄隕石 (せきてついんせき) stony iron
- 改訂新版 世界大百科事典
- ニッケル鉄とケイ酸塩鉱物が混合した隕石で,おもなものにパラサイトpallasiteとメソシデライトmesosideriteがある。パラサイトの組織は地球の岩石に…
石人石馬 せきじんせきば
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古墳に配列された石製の人物像や馬像をいう。このほかに動物像や武具などを表わすものもある。人物像には立体的なもののほか,浮彫様のものもある。…
せっけん‐せき〔セキケン‐〕【石×鹸石】
- デジタル大辞泉
- 1 モンモリロナイト族の粘土鉱物の一。サポナイト。2 滑石の一種。
ローソン石曹長石緑泥石相
- 岩石学辞典
- ターナーは鉱物学観察と野外の分布によって,藍閃石片岩相からこの相を独立させた[Turner : 1981].この相ではローソナイトやアラゴナイトを含む組…
あられ‐いし【×霰石】
- デジタル大辞泉
- 炭酸カルシウムからなる鉱物。成分は方解石と同じであるが、結晶構造が異なる。多く柱状・塊状・豆粒状で、白色。斜方晶系。アラゴナイト。
いし‐あわせ〔‐あはせ〕【石合(わ)せ】
- デジタル大辞泉
- 物合わせの一。左右に分かれて、石に和歌を詠み添えて、その優劣を競う遊戯。一説に、石の形や色を比べて、優劣を競う遊戯ともいう。
いし‐がま【石鎌】
- デジタル大辞泉
- 鎌の形をした弥生時代の磨製石器。木の柄をつけ、収穫・草刈りに用いたらしい。
いし‐とさか【石鶏=冠】
- デジタル大辞泉
- 鶏などのとさかの、石のように硬いもの。
いし‐ばし【石▽階】
- デジタル大辞泉
- 石の階段。石段。いしのきざはし。「―おりのぼりなどすれば」〈かげろふ・中〉
いし‐はじき【石▽弾き】
- デジタル大辞泉
- 1 「石弓1㋐」に同じ。2 遊戯の一。互いに盤の上に碁石を並べ、指ではじいて、相手の石に当てて取り合う。→弾棋だんぎ「男女かた分きて、―も給ふ」…
いし‐ぶぎょう〔‐ブギヤウ〕【石奉行】
- デジタル大辞泉
- 1 戦国時代、城の石積みにあたった役人。また、石の切り出しをつかさどった役人。2 江戸幕府で、土木工事をつかさどる役人。のちには、材木奉行を…
いし‐ぶみ【石文/▽碑】
- デジタル大辞泉
- 事績を後世に伝えるため、文字などを刻んで建てる石。石碑せきひ。碑ひ。[補説]書名別項。→碑
いし‐べい【石塀】
- デジタル大辞泉
- 石でつくった塀。
いし‐ぼたん【石×牡丹】
- デジタル大辞泉
- イソギンチャクの別名。
いし‐まてがい〔‐まてがひ〕【石馬▽刀貝/石×蟶貝】
- デジタル大辞泉
- イガイ科の二枚貝。海岸の岩やサンゴ塊に穴をあけてすむ。貝殻は円筒形で茶褐色をし、殻長約5センチ。肉は黄白色で、美味。いしわり。
いし‐やり【石×槍】
- デジタル大辞泉
- ⇒せきそう(石槍)
クリストバル‐せき【クリストバル石】
- デジタル大辞泉
- 《cristobalite》二酸化珪素を主成分とする鉱物。石英・鱗珪りんけい石と多形をなす。無色か白色で、低温型の正方晶系と高温型の等軸晶系がある。火…
えん‐せき【×燕石】
- デジタル大辞泉
- 《燕山から出る、玉ぎょくに似るが玉でない石の意》まがいもの。また、価値のないものを珍重し、誇ること。小才の者が慢心するたとえ。
いぼ‐いし【×疣石】
- デジタル大辞泉
- 外部が黒褐色で、砂石がまじり、内部が空になっている石。岩壺いわつぼ。袋石ふくろいし。
おおさか‐せき〔おほさか‐〕【大▽阪石】
- デジタル大辞泉
- 平成11年(1999)、大阪府箕面みのお市の廃鉱で発見された鉱物。硫酸亜鉛の一種。発見者は大西政之。平成19年(2007)国際鉱物学連合により新鉱物と…
せき‐しょう〔‐シヤウ〕【石匠】
- デジタル大辞泉
- 石を切り出したり、石に細工したりする職人。石工いしく。
せき‐じん【石人】
- デジタル大辞泉
- 石製の人物像。
せき‐たい【石×苔】
- デジタル大辞泉
- 石の表面に生えたこけ。
せき‐とう【石×磴】
- デジタル大辞泉
- 石段。また、石の多い坂道。「―が五六段手にとる様に見える」〈漱石・草枕〉
せき‐どう【石×幢】
- デジタル大辞泉
- 石塔の一。六角または八角の石柱と、仏龕ぶつがん・笠・宝珠などからなる。中国から渡来し、日本では室町時代以降のものが多い。[補説]平成23年(201…
せき‐はい【石肺】
- デジタル大辞泉
- 塵肺じんぱいの一。岩石の微粉が吸入されて肺に沈着し、呼吸機能が衰える職業病。
せきばん‐せき【石版石】
- デジタル大辞泉
- 石版印刷に用いる版材の石。大理石に似た石で、色は白色または淡黄色。硬くて石理が緻密ちみつで吸油性がある。
せき‐ぼう【石棒】
- デジタル大辞泉
- 縄文時代、棒状の一端または両端に丸く膨らみをつけた磨製石器。男性器のシンボルとも、儀礼・祭祀さいし用とも考えられている。
いわ‐ばしる【石走る】[枕詞]
- デジタル大辞泉
- [枕]1 岩で水がとびちる意から「垂水たるみ」にかかる。「―垂水の上のさわらびの」〈万・一四一八〉2 「近江あふみ」「神奈備山かんなびやま」な…
うぶ‐いし【産石】
- デジタル大辞泉
- 出産直後に炊く産立うぶたて飯の膳にのせる1個または数個の小石。川や軒下の雨だれ跡や氏神の境内から拾ってくる。産神うぶがみのやどったものと考え…
りんこう‐せき〔リンクワウ‐〕【×燐鉱石】
- デジタル大辞泉
- 燐酸カルシウムを多量に含む鉱物の総称。燐灰石・グアノなど。燐酸肥料の原料。燐鉱。
よう‐せき〔ヤウ‐〕【陽石】
- デジタル大辞泉
- 陽物の形の石。陰茎の形をした石。崇拝の対象とされる。
かんすい‐せき【寒水石】
- デジタル大辞泉
- 茨城県北部から産する結晶質石灰岩の石材名。阿武隈高地南端の古生層の中から掘り出され、白色や濃緑色・灰色の縞しま模様がある。建築・彫刻用。
はくうん‐せき【白雲石】
- デジタル大辞泉
- ⇒苦灰石くかいせき
とくやま‐いし【徳山石】
- デジタル大辞泉
- 山口県周南市の黒髪島から産する花崗岩の石材名。国会議事堂に使われている。土木・墓石用材。黒髪石。
とうだい‐いし【灯台石】
- デジタル大辞泉
- ⇒手燭石てしょくいし
すえ‐いし〔すゑ‐〕【据(え)石】
- デジタル大辞泉
- 庭などに据えておく石。置き石。
てがた‐いし【手形石】
- デジタル大辞泉
- 神が降臨したしるしに手形をつけて残したといわれる神聖な石。足形を残したものを足跡あしあと石という。
つか‐いし【▽束石】
- デジタル大辞泉
- 1 床束ゆかづかなどの下に据える礎石。2 基壇の側面に置かれる短い柱状の石材。
つらら‐いし【氷=柱石】
- デジタル大辞泉
- 鍾乳石しょうにゅうせきの異称。
ちゅう‐じゃく【×鍮石】
- デジタル大辞泉
- 真鍮しんちゅうのこと。
たんけい‐せき【端渓石】
- デジタル大辞泉
- 端渓に産する古生代の輝緑凝灰岩。色は黒・青・緑・紫などがあり、最高級の硯すずり石として有名。