キーゼル石 (キーゼルせき) kieserite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学組成MgSO4・H2O。単斜晶系,塊状または粒状をなして産出する鉱物。無色,灰白色,黄白色で,ガラス光沢。モース硬度3.5,比重2.6。水に溶けにく…
鶏冠石 (けいかんせき) realgar
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学組成はAsS。単斜晶系に属し,短柱状結晶をなす鉱物。透明紅色ないし橙色を呈し,脂肪光沢をもつ。鶏冠のようにあざやかな紅色にちなみ名付けられ…
石代納 (こくだいのう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 江戸時代に年貢を貨幣で納入すること。石高制の下では,年貢は原則として米穀の高によって賦課されるが,種々の理由により一部もしくは全部を米に代…
チャーチ石 ちゃーちせき churchite-(Y)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イットリウム族希土の含水リン酸塩。結晶学的には石膏(せっこう)と同構造であることで知られる。自形は柱状、針状あるいは板状結晶が放射状集合を構…
端渓石 たんけいせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国広東(カントン)省の肇慶(ちょうけい)市に産する硯石(すずりいし)。産地付近の西江を端渓とよぶことに由来する。古生代の凝灰岩で、石質は細粒緻…
ぶどう石 ぶどうせき / 葡萄石 prehnite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 層状珪(けい)酸塩鉱物の一つ。斜方短柱状ないし菱餅(ひしもち)状の結晶形を示すが、多くは結晶面が湾曲し、さらにそれらが多数集合してブドウ状の球…
ブルース石 ぶるーすせき brucite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 水酸化マグネシウムの鉱物。ブルース石系を構成する。自形は六角板状。繊維状をなすものもあり、変種名nemaliteがある。超塩基性岩、とくに橄欖(かん…
蛭石 ひるいし vermiculite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 層状珪(けい)酸塩鉱物の一つで、鱗片(りんぺん)状ないし葉片状結晶の集合をなす。雲母(うんも)、緑泥石に似るが、より柔らかく、撓(とう)性がある。…
ビーバー石 びーばーせき beaverite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉛(Pb)、銅(Cu)、鉄(Fe)を主成分とする含水硫酸塩の二次鉱物。構造的に明礬石(みょうばんせき)系列に属する。1962年(昭和37)秋田県尾去沢(お…
ペタル石 ぺたるせき petalite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一見、長石に似ているが、劈開(へきかい)はより発達しもろい鉱物。葉長石(ようちょうせき)ともいう。結晶形を示すことはきわめてまれで、普通は葉片…
ポルクス石 ぽるくすせき pollucite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 沸石の一種。まれに六面体、十二面体の結晶形を示すが、普通は粒状ないし塊状の鉱物。一見石英に似ているが、硬度がやや低く、比重が大きい。風化す…
ベタフォ石 べたふぉせき betafite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酸化鉱物。複酸化鉱物。パイロクロア系鉱物の一つで、ウランを主成分とし、放射能鉱物の一つに数えられる。パイロクロア系鉱物は、通常の連続固溶系…
房州石 ぼうしゅういし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 房総(ぼうそう)半島南部の各地で採石された凝灰岩の石材名。千葉県富津(ふっつ)市と鋸南(きょなん)町の境にある鋸(のこぎり)山周辺のものがよく知ら…
石介 せきかい (1005―1045)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、北宋(ほくそう)の学者。兗州(えんしゅう)(山東省泰安(たいあん)市)の人。字(あざな)は守道(しゅどう)。孫復(そんぷく)の高弟。天聖の進士。…
石恪 せきかく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。中国、蜀(しょく)(10世紀)の画家。唐末五代の騒乱期に四川(しせん)省にあった蜀では、唐風絵画が継承され、水墨画が展開しつつあった…
カレリア石 かれりあせき karelianite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 三二酸化バナジウムの鉱物。赤鉄鉱系鉱物の一員。コランダム、赤鉄鉱と同構造。形態は六角柱状。この種の酸化鉱物では、バナジウム(V)の最低原子価…
十字石 じゅうじせき staurolite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 泥質岩起源の結晶片岩や片麻(へんま)岩中に、鉄礬(てつばん)ざくろ石、紅柱石、藍晶(らんしょう)石、珪線(けいせん)石などと産する鉱物。柱状の結晶…
ジュモルチ石 じゅもるちせき dumortierite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 微細な柱状ないし針状結晶が集合して塊をなす鉱物。泥質岩起源の結晶片岩や片麻(へんま)岩中に産する。また、熱水交代性のろう石、粘土鉱床中に、葉(…
錫石 すずいし cassiterite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- スズのもっとも重要な鉱石鉱物。気成鉱床、中~高温熱水鉱床、接触交代鉱床(スカルン型鉱床)中に産するほか、ある種の花崗(かこう)岩の少量成分と…
ストロンチアン石 すとろんちあんせき strontianite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 天青石とともにもっとも普通のストロンチウムの鉱物。ストロンチアン鉱という名称も用いられる。低温熱水鉱脈鉱床の脈石鉱物として、また石灰質堆積(…
イネス石 いねすせき inesite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 繊維状ないし柱状結晶が集合して脈をなす鉱物。浅熱水鉱脈鉱床中に石英や菱(りょう)マンガン鉱などと産する。日本では静岡県下田(しもだ)市河津鉱山…
アラクラン石 あらくらんせき alacrànite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ヒ素(As)の硫化鉱物の一つ。1986年ロシアのポポーバValentina Popovaらによって、カムチャツカ半島のウゾン・カルデラUzon calderaから記載された…
アンダーソン石 あんだーそんせき andersonite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ウラニルを含むナトリウム(Na)・カルシウム(Ca)の可溶性含水炭酸塩鉱物の一つ。1948年アメリカのアリゾナ州ヤバパイYavapai郡ユーレカEureka地域…
石篦 いしべら
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 篦状の剥片(はくへん)石器。篦としての用途をもった石器ではないので、篦状石器というのが正しい名称である。北ヨーロッパの旧石器時代末に現れた剥…
石包丁 いしぼうちょう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 穀物の穂先を摘み取るための石器。中国の仰韶(ぎょうしょう)文化・竜山(りゅうざん)文化(「石刀」とよぶ)、朝鮮半島の初期農耕文化、日本の弥生(や…
蛇紋石 じゃもんせき serpentine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 単斜晶系の鉱物。 Mg3(Si2O5)(OH)4 の化学組成をもつ。温石綿 (クリソタイル) ,リザーダイト,アンチゴライトは互いに多形関係にある蛇紋石の主要な…
車輪石 しゃりんせき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古墳から発見される碧玉製の腕飾り様の遺物。卵形をし,中央に卵形あるいは円形の孔があり,そこから放射状に線が刻まれ,車の輪のようにみえるので…
戴冠石 たいかんせき Stone of Scone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「スクーンの石」とも呼ばれ,スコットランド王が戴冠式のときすわった石。現在はイギリス王の戴冠のとき使われる。古く政治上の要地であったパース…
鶏冠石 けいかんせき realgar
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- リアルガーともいう。 AsS。ヒ素の硫化物を主成分とする鉱物。単斜晶系の短柱状晶。比重 3.56,硬度 1.5~2。ヒ素採掘の重要な鉱床になる。
江浦石 えのうらいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 静岡県東部沼津市江ノ浦付近から産する新第三紀の凝灰質砂岩。土木用材として用いる。(→砂岩)
耳石 じせき statolith; otolith
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 平衡石,聴石ともいう。無脊椎動物の平衡器官である平衡胞内にある小さい粒。耳石は体の傾きに応じて重力の方向に移動し,感覚細胞の感覚毛を圧迫し…
石恪 せきかく Shi Ke
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,五代末,宋初の画家。成都 (四川省) の人。字は子専。火画の名人,張南本を師とし道釈画を描いたが,画法は多分に逸格で肉太の粗放な筆致を主…
石亨 せきこう Shi Heng; Shih Hêng
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]天順4(1460)中国,明の武将。陝西省渭南県の人。土木の変 (1449) に際して尚書于謙 (うけん) に協力し,エセン (也先)侵入の北京防衛戦に功…
石錘 せきすい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 縄文時代,弥生時代の遺物の一つ。平たいやや長い円形の礫の長軸の両端に打欠きをつけたもの,あるいは打欠きの代りにこすって溝をつけたもの,ある…
石理 せきり texture
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 岩石の組織,構造ともいう。岩石を構成する鉱物粒の大きさ,形,鉱物の組合せなどをさし,火成岩の斑状石理 (組織) などと表示する。
殺生石 せっしょうせき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 能の曲名。五番目物 (→尾能 ) 。佐阿弥安清作という。鳥羽天皇の宮廷に仕えた玉藻の前 (きつねの化身) が殺されて石と化し害をするのを,後深草天皇…
沸石 ふっせき zeolite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アルカリ金属およびアルカリ土類金属の含水アルミニウムケイ酸塩で,結晶構造上,テクトケイ酸塩に属する鉱物群の総称。 30種以上の鉱物種が報告され…
蛭石 ひるいし vermiculite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 単斜晶系の鉱物。 Mg0.4(Mg,Fe,Al)3(Si,Al)4O10(OH)2・4H2O 。バーミキュライト,バーミキュル石ともいう。比重 2.4,硬度 1.5。真珠光沢。無色,…
ベーム石 ベームせき boehmite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- AlO(OH) 。ダイアスポアと同質異像。斜方晶系の鉱物。比重 3.0,硬度 3.5~4。白色。卓状または鱗片状結晶。ボーキサイトの主成分鉱物の一つで,ギブ…
まないた‐いし【俎板石】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 俎板の形をした石。[初出の実例]「庖丁の手際も庭の俎石骨のあるのを賞翫に、ドレ一料理致して呉れん」(出典:歌舞伎・忠臣蔵年中…
【糧石】りようせき
- 普及版 字通
- 穀物。字通「糧」の項目を見る。
乔石 Qiáo Shí
- 中日辞典 第3版
- <中国の人名>1924~2015喬石(きょうせき)・(チアオシー).浙江省出身の政治家.党中央対外連絡部部長・組織部長などを経て,1985年,党中央政治局…
黑石 Hēishí
- 中日辞典 第3版
- <企業・ブランド>ブラックストーン(米)
上げ石 あげいし
- 日中辞典 第3版
- 〈囲碁〉提子tízǐ.
石焼き芋 いしやきいも
- 日中辞典 第3版
- (埋在烧热的石子里烤制的)烤白薯(máizài shāorè de shízi li kǎozhì …
胃石 いせき
- 日中辞典 第3版
- 1〈医学〉〈動物〉胃柿石wèishìshí,胃石wèishí.2〈中薬〉蝲蛄胃中的白色分泌块làgǔ…
石黄 せきおう
- 日中辞典 第3版
- 〈鉱〉雌黄cíhuáng.
石槌 せきつい
- 日中辞典 第3版
- 石槌shíchuí.
【員石】えん(ゑん)せき
- 普及版 字通
- まるい石。墓碑。〔後漢書、趙岐伝〕臥(ぐわじよく)七年、~令を爲(つく)りて~曰く、~一員石を吾がに立つべし。之れにして曰へ。に人り。姓は趙、…
【刊石】かんせき
- 普及版 字通
- 石に刻む。字通「刊」の項目を見る。