いし‐いも【石芋】
- デジタル大辞泉
- 1 日本の伝説で、硬くて食べられない芋。芋を乞うた旅の僧に、石芋だとうそをついて与えなかったため、その後その土地には石のような芋しかできなく…
いし‐うら【石▽占】
- デジタル大辞泉
- 石を用いた古代の占い。特定の石を持ち上げたときの軽重感で、また、樹木や鳥居の上に石を投げて乗るか落ちるかで占うなど、種々あったという。「夕…
いし‐ぐるま【石車】
- デジタル大辞泉
- 大石を運ぶ車。重量に耐えるよう、車体を低くし、幅広の車輪をつける。修羅しゅら。
いし‐ごろも【石衣】
- デジタル大辞泉
- 餡あんに水飴みずあめを加えて練り固め、砂糖の衣で包んだ菓子。
いずみ‐いし〔いづみ‐〕【▽和泉石】
- デジタル大辞泉
- 大阪府泉南地方に産する白亜紀の砂岩。緻密ちみつで緑灰色。墓石などに使う。
いわしみず〔いはしみづ〕【石清水】
- デジタル大辞泉
- 「石清水八幡宮」の略。
かこう‐せき〔クワカウ‐〕【花×崗石】
- デジタル大辞泉
- 石材とするために花崗岩を切り出したもの。御影石みかげいし。
かざり‐いし【飾り石】
- デジタル大辞泉
- 1 宝石に準じて装飾品とされる石。水晶・碧玉へきぎょく・瑪瑙めのうなど。2 床の間などに飾って置く石。
かずら‐いし〔かづら‐〕【▽葛石】
- デジタル大辞泉
- 社寺・宮殿などの基壇の上端の縁にある、縁石へりいしを兼ねる長方形の石。
からす‐いし【×烏石】
- デジタル大辞泉
- 1 黒色でつやのある石。漆石うるしいしとよぶ黒曜石のこと。2 石炭の異称。
こく‐なおし〔‐なほし〕【石直し】
- デジタル大辞泉
- 検地によって、従来の石高を改め、土地の品等に応じた石高に直すこと。
こし‐こく【越石】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、知行割りの際に一村の村高では不足が生じたとき、隣村の村高から補う不足分のこと。
このは‐いし【木の葉石】
- デジタル大辞泉
- 木の葉の化石を含んでいる堆積岩。泥岩が多い。栃木県那須塩原市の第四紀の湖成層から産するものが有名。
さきん‐せき【砂金石】
- デジタル大辞泉
- 雲母うんもや赤鉄鉱の小さい結晶を含む石英。黄・緑・赤・褐色などの光輝を放つ。装飾用にされる。アベンチュリン。
ちょっかく‐せき〔チヨクカク‐〕【直角石】
- デジタル大辞泉
- 古生代のオルドビス紀・シルル紀に栄え、中生代の三畳紀に絶滅した軟体動物オウムガイ類に属する化石。殻はまっすぐか、わずかに曲がった長円錐形で…
りょくでい‐せき【緑泥石】
- デジタル大辞泉
- 黒雲母くろうんもに似た組成をもつ複雑な層状の結晶構造の珪酸塩けいさんえん鉱物。単斜晶系。緑色ないし黒緑色で、ガラス光沢または真珠光沢があり…
モナズ‐いし【モナズ石】
- デジタル大辞泉
- ⇒モナザイト
みゃく‐せき【脈石】
- デジタル大辞泉
- 鉱床や鉱石中に含まれている、有用ではない鉱物。
とう‐せき〔タウ‐〕【陶石】
- デジタル大辞泉
- 陶磁器の原料となる岩石。石英と絹雲母きぬうんもからなり、少量のカオリンなどが加わるものもある。
タンタル‐せき【タンタル石】
- デジタル大辞泉
- 鉄・マンガン・ニオブ・タンタルの酸化物からなる鉱物。黒色で、柱状や板状結晶。斜方晶系。一般に、コルタンという鉱石として産出し、ニオブがタン…
みみ‐いし【耳石】
- デジタル大辞泉
- 「袖石そでいし」に同じ。
まえ‐いし〔まへ‐〕【前石】
- デジタル大辞泉
- 役石やくいしの一。蹲踞つくばいや石灯籠いしどうろうの前に据える石。
ひびき‐いし【響き石】
- デジタル大辞泉
- ⇒鸚鵡石おうむいし1
たもと‐いし【×袂石】
- デジタル大辞泉
- 歴史上の人物の袂から落ち、成長して大きくなったといういわれのある石。
ブルース‐せき【ブルース石】
- デジタル大辞泉
- 水酸化マグネシウムの鉱物。六方晶系。六角板状または繊維状で、超塩基性岩、主に橄欖岩かんらんがんの岩脈に方解石・あられ石・苦灰石などと共産す…
しに‐いし【死に石】
- デジタル大辞泉
- 囲碁で、相手に囲まれて殺された石。また、打ったかいのない、むだ石。
しゅご‐いし【守護石】
- デジタル大辞泉
- 日本式庭園で、景色の中心となる石。しゅごせき。
すてご‐いし【捨(て)子石】
- デジタル大辞泉
- ⇒漂石ひょうせき
せき‐ば【石馬】
- デジタル大辞泉
- 石製のうま。→石人せきじん石馬
せき‐るい【石塁】
- デジタル大辞泉
- 石のとりで。岩石で築いた城塁。
たかしま‐いし【高島石】
- デジタル大辞泉
- 滋賀県の高島地方で産出する粘板岩や輝緑凝灰岩。硯石すずりいしに用いる。
つけ‐いし【付(け)石】
- デジタル大辞泉
- 金かね付け石(試金石)のこと。
隕石
- 知恵蔵
- 宇宙から地上に落下した地球外の物質。大気突入時、明るい流星(火球)として観測されることが多い。軌道が決定されたものは、その多くが小惑星帯を通…
げん‐こく【現石】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、田地の実収である草高くさだかのうち、領主が年貢として徴収できる石高。
くつぬぎ‐いし【×沓脱ぎ石/靴脱ぎ石】
- デジタル大辞泉
- 縁側や式台などの前に置き、履物を脱いでそこに置いたり、踏み台にしたりする石。くつぬぎ。
き‐せき【奇石】
- デジタル大辞泉
- 珍しい形・色をした石。
ぎ‐せき【擬石】
- デジタル大辞泉
- セメント・顔料・砂・砕石などを材料にして、天然石に似せてつくった人造石。
せきもり‐いし【関守石】
- デジタル大辞泉
- 茶庭の飛び石の岐路に据えた石。蕨縄わらびなわまたは棕櫚縄しゅろなわで十文字に結わえてある。通り抜けを禁ずる意を示す。
いし‐い(‥ゐ)【石猪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石造の猪。土製の埴輪(はにわ)と同性質のもの。[初出の実例]「側に石猪四頭あり。贓物(ざうもつ)と号く。贓物は盗みし物なり」(出典:筑…
いし‐おと【石音】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 碁を打つ音。石の触れあう音。
いし‐かみ【石紙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =いしけん(石拳)[初出の実例]「ニッケル渡(わたし)の遊びをする為めに、石紙(イシカミ)で三人づつに分かれた」(出典:暗夜行路(1921‐…
いし‐ざいく【石細工】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石を細工すること。また、その細工品。[初出の実例]「私親は其石細工(イシザイク)名人にて」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)三)
いし‐じり【石尻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石垣などで挿し込んだ石の奥の方の端。
いし‐だき【石抱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代の牢問の一つ。被疑者に白状させるために、薪(たきぎ)あるいは三角柱にした木を数本並べた上にすわらせ、膝の上に一枚一二貫目(…
いし‐どこ【石床】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 川などの底の、石を敷きつめたようになっている所。[初出の実例]「いにしへの穴居の民がほのぼのと相抱きけむ石床(イシドコ)ぞこれ」(出…
いし‐なめ【石舐】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 清流の川底の石に付着した珪藻を鮎が細長く縦横に食べ取ったあと。鮎の有無多少を知る手がかりとされる。食跡(はみあと)。
いし‐のみ【石鑿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =いしきりのみ(石切鑿)[初出の実例]「水は、いしのみにあらず。索は、木の鋸にあらず」(出典:曾我物語(南北朝頃)八)
いし‐ひじり【石聖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 俗事、人情に心を動かされないで、仏道に専心している僧。道心堅固な僧。[初出の実例]「東大寺の石聖(イシヒジリ)経住が」(出典:梵舜本…
いし‐ぼう【石棒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 縄文時代の遺物の一つ。安山岩、花崗岩(かこうがん)、緑泥片岩等でつくられた棒状の磨製石器。棒の一端、または両端に頭部をつくったもの…
いし‐ぼたん【石牡丹】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「いそぎんちゃく(磯巾着)」の異名。〔語彙(1871‐84)〕