シュバートマン石 しゅばーとまんせき schwertmannite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 水酸化第二鉄鉱物の一つ。少量の硫酸イオン[SO4]2-を含むため硫酸塩とされることもある。1994年、フィンランドのピヘサルミPyhäsalmi鉱山で硫化鉄鉱…
石理 せきり texture
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 偏光顕微鏡下で観察したときに見られる岩石の組織のこと。構成鉱物の種類、大きさや形、それらの組合せ、配列の仕方、鉱物相互の関係などにより、い…
石冠 せっかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 冠(かんむり)状をした磨製石器。形状が冠に類似したため、明治時代の研究者によりいつしかこの名称でよばれ一般化した。この種の石器は1801年(享和1…
セルバンテス石 せるばんてすせき cervantite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- Sb3+とSb5+の両方を含むアンチモンの酸化鉱物。安タンタル石stibiotantalite(化学式SbTaO4)とともに安タンタル石‐セルバンテス石系を構成する。199…
武田石 たけだせき takedaite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カルシウムの正ホウ酸塩の新鉱物。1995年(平成7)岡山県高梁(たかはし)市布賀(ふか)から草地功(くさちいさお)(1942― )らによって記載された。類…
陶石 とうせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 陶磁器原料として利用される鉱物集合の一般的名称。鉱物学的には、石英と白雲母(うんも)の細粒集合からなり、黄鉄鉱、カオリナイト、ハロイサイト(…
根府川石 ねぶかわいし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 神奈川県小田原(おだわら)市南方の根府川駅から白糸(しらいと)川中流および米神(こめかみ)にかけて採石される安山岩の石材名。この安山岩は箱根火山…
廃石 はいせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉱山、炭鉱、採石場等で採掘あるいは選別の過程で廃棄される不用の岩石類をいう。処理過程によって塊状、粒状、泥状のものがあり、泥状のものを廃滓(…
バッサーニ石 ばっさーにせき bassanite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 人工的にはいわゆる焼き石膏(せっこう)として知られる化合物。バサニ石ともいう。イタリアのツァムボニーニFerruccio Zamboniniによって、1906年のベ…
馬蹄石 ばていせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 岩石に蹄(ひづめ)の跡が残っているという伝説。全国的に広く分布し、数々の由来を伴って伝えられている。乗馬の主を英雄もしくは神であったと説く点…
パンペリー石 ぱんぺりーせき pumpellyite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ソロ珪(けい)酸塩鉱物のなかのパンペリー石グループ鉱物の総称で、現在11種類が知られている。もっとも普通に産するのがアルミノパンペリー石で、単…
備中石 びっちゅうせき bicchulite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 微粒ないし粉末状の鉱物の集合で、高温でできたケイ酸分にやや乏しいスカルン中に、灰礬(かいばん)ざくろ石、ベスブ石、ゲーレン石、珪灰(けいかい)…
ビューダン石 びゅーだんせき beudantite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鉛および鉄の含水硫酸塩ヒ酸塩鉱物。系統分類上は硫酸塩あるいはヒ酸塩(実際上はリン酸塩、ヒ酸塩、バナジン酸塩)のどちらにでも帰属可能であるが…
石獅子 せきしし Shi-shi-zi
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国で漢代以降盛行した,墓飾彫刻の石獣の一種。石獣には獅子のほか天馬,虎,だちょう,牛,豚などがある。後漢代の遺品としては武氏祠 (山東嘉祥…
石棒 せきぼう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 縄文時代の遺物の一つ。磨製の棒状石製品である。頭部があるものとないものがある。縄文時代中期と後・晩期に現れるが,前者は大型,後者は小型であ…
殺生石 せっしょうせき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 火山,温泉地域で,噴気孔から出る硫化水素,亜硫酸ガス,二酸化炭素などの有毒ガスによって,鳥や虫など小動物が死ぬようなところにある石につけら…
独鈷石 どっこいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 縄文時代後・晩期の磨製石器。一種の両頭石斧。仏具の独鈷に形が似ていて,両端が細くなり先が刃状になっているものや,とがっているものなどがある…
石包丁
- 防府市歴史用語集
- 弥生時代のイネの穂をつみとるための道具です。現在の包丁のように使うわけではありません。穴にひもを通して、指にかけて使っていました。
カンカン石【かんかんいし】
- 百科事典マイペディア
- →サヌカイト
画像石【がぞうせき】
- 百科事典マイペディア
- 画像を彫刻した石。普通,前漢末期に始まり,後漢に盛行,三国時代には衰退するものの,隋・唐にも及ぶ。山東省が最も多く,山西・河南・甘粛・四川…
石川石 いしかわいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (U,Fe,Yt,Ce)(Nb,Ta)O4 。福島県石川地方のペグマタイトから発見された,サマルスキー石類似の稀有元素を含む鉱物。 1922年,新鉱物として記載。…
石工事 いしこうじ masonry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 石材の加工,据付け,貼付け,敷石などに関する工事の総称。紀元前に建造された古代エジプトのピラミッド,古代ギリシアの神殿などに例をみるように…
石皿 いしざら
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 調理具の一つで,おもに穀物や木の実などをすりつぶすのに用いられた。中央部がすり減ってへこんでいるので,日本では石皿と呼称している。その使用…
石犂 いしすき shi-li
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国の彩陶文化に伴う石器。平たい葉形をなし,大型である。先端および周辺が摩滅し,縦走する擦痕があることから犂として用いられたと考えられる。…
石山切 いしやまぎれ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
大島石 おおしまいし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 愛媛県今治市北部,瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の大島で産出される花崗岩の一種。建築,土木用石材として四国,中国,九州地方で用いられる。
刻石 こくせき
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 石に文字を刻んだもの。主として碑の形式が整うまでの中国,秦および前漢時代に行われたものをさす。秦の『泰山刻石』,漢の『魯霊光殿址刻石』など…
石直し こくなおし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 検地によって,土地の石高を変更し査定すること。太閤検地によって全国の石高は把握された (天正の石直し) が,江戸幕府も検地を実施 (寛文,延宝検…
越石 こしこく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代,知行割に際して1村または数村の村高合計が所定の知行高に不足する場合,その不足分を隣村の村高から補充すること,または補充したその不足…
コロンブ石 コロンブせき columbite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (Fe,Mn)(Nb,Ta)2O6 。ニオブ,タンタルを含む鉱物。比重 5.20,硬度6。黒褐色~黒色。しばしば放射能がある。日本では福島県石川地方に産する。鉱…
サマルスキー石 サマルスキーせき samarskite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- AB2O6 の一般式で表わされる鉱物。A=イットリウム,エルビウム,ウラン,鉄 (II) ,トリウムなど,B=ニオブ,タンタル。斜方晶系。通常ウラン,ト…
こうりょうせき【高嶺石】
- 改訂新版 世界大百科事典
こるんぶせき【コルンブ石】
- 改訂新版 世界大百科事典
さおとめいし【早乙女石】
- 改訂新版 世界大百科事典
さるいし【猿石】
- 改訂新版 世界大百科事典
へっとなーいし【ヘットナー石】
- 改訂新版 世界大百科事典
もなずいし【モナズ石】
- 改訂新版 世界大百科事典
石水 (せきすい)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1630-1689 江戸時代前期の僧。寛永7年生まれ。臨済(りんざい)宗。幕臣の子。陸奥(むつ)涌谷(わくや)(宮城県)の円同寺の住持。伊達騒動のおりに,涌…
石鳥 (せきちょう)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒燕川洞石鳥(えんせんどう-せきちょう)
砂金石【さきんせき】
- 百科事典マイペディア
- 石英や長石などで内部に細鱗状の微粒子を包有し,内部反射により閃光(せんこう)を示すもの。宝石。石英の場合の微粒子は雲母,赤鉄鉱などで黄,緑,…
束石
- リフォーム用語集
- 床束を載せるための石の事。コンクリートブロックを使用する場合もある。床下(基礎部分)に一定間隔で配置される。
皿石
- 岩石学辞典
- 阿蘇中岳に見られ,皿状の火山弾である.その多くは中に固結した火山灰などの扁平な岩石片を含んでおり,その上を熔岩の薄い被膜が覆っている[片山…
胃石
- 岩石学辞典
- ヤギやカモシカなどの動物の体内に見られる石の古い名称.これらの石は強力な解毒剤と信じられていた.ペルシア語のPad-zahrは解毒剤の意味.
煉瓦石
- 岩石学辞典
- 天然に固くなったラテライトの産出を記述するためにブキャナンが用いた語[Buchanan : 1807, Prescott & Pendleton : 1952].
セメント石
- 岩石学辞典
- 粘土質の石灰岩で,セメントの製造に適当なもの[Geikie : 1902].
煽石
- 岩石学辞典
- →盲炭
胃石
- 栄養・生化学辞典
- →ベゾア
束石【つかいし】
- 百科事典マイペディア
- 木造建築の床組で地面から床束(ゆかつか)を立てるためにすえた根石のこと。自然石を用いるほか,コンクリートなども使われる。→関連項目玉石
蛍石 ほたるいし fluorite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 岩塩とともにもっとも普通のハロゲン化鉱物の一つ。各種熱水鉱脈鉱床、接触交代鉱床(スカルン型鉱床)、気成鉱床、花崗(かこう)岩質ペグマタイト、…
メラノフログ石 めらのふろぐせき melanophlogite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 二酸化ケイ素(SiO2)を主体とするクラスレイト化合物(包接化合物)の鉱物。メラノフロジャイトともいう。2010年(平成22)に発見された新鉱物千葉…